社員定着施策 ~メンター制度にプラスα~


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summary:社員定着でお悩みならメンター制度に一工夫してみましょう。社長様・人事担当者様は今日の新入社員研修のテーマに使えます。


おはようございます。元人事マンの行政書士・経営コンサルタントの酒井です。

今日は各企業の入社式から初めての週末明けの月曜日。

新入社員を迎えた企業の社長様、人事担当者様は「ちゃんと出社してくれるかな」と心配している方も多いのではないでしょうか。かくいう私も数年前には新卒採用に企業人事として関わっておりましたので、そんな一人でした。

今日は企業を悩ます早期離職について、解決策とすぐに新卒社員研修にも使える研修ワークを書いていきたいと思います。

まず、人材の定着についてですが企業側から考えると、膨大なコスト(採用予算、人的・時間的)をかけた人材に早期に離職されてしまうことは、大きな損失です。目に見えるコストだけではなく、翌年の入社予定者や既存社員にも影響を与えます。また離職する社員側についても、特に早期離職には転職活動の際、ネガティブイメージがつくのは避けられません。あげればきりがないですが、企業・社員双方に損失が大きいのが早期離職です。特に新卒社員については、だれでも一度や二度は「辞めたい」と思うものです。その瞬間は悩んでもそれを乗り越え、成長し、振り返ればたいしたことなかったなと感じるようなことも多いのではないでしょうか。シンプルに考えると入社後悩んでもなんとか乗り越えれば新入社員は定着してくれるということです。

そこで早期離職を避けるため多くの企業で活用されている制度が「メンター制度」です。

一言でいうと、『新入社員に直属の上司以外の相談役・アドバイザーをつける制度』です。うまくいけば定着率アップだけでなく、早期戦略化やメンターとなる先輩社員側の成長など大きなメリットのある制度です。ただメンターと新入社員のマッチングやメンター側の負担、品質管理などの運営の難しさから、制度活用がうまくいってないケースも多く見られます。

そこで私が社員定着でお困りの企業様にご提案させて頂いているのが、「新入社員自らが設定するメンター+α制度」です。名付けてmyゴレンジャイ(5人設定だからです、古いか…)

特徴は2つ

1.会社が用意するメンター制度では新入社員が受け身になりがちなので自分で設定させる

➡ そうすることにより、メンター先輩社員に義務感がなくなる。なにより新入社員が自分で考え行動させることを促す。

2.メンター+αの設定で新入社員の心のセーフティネットを複数用意する

➡ メンター=悩み相談・アドバイザーが不要なタイプの新入社員など多様なタイプに対応可能。また、自身のセルフマネジメントの手助けとなる考え方を教えることができる。

内容は単純です。

・新入社員に以下に該当する人物とその理由を考えてもらい、紙に書いて、その後発表してもらう。

①メンター

相談しやすい人    (例  先輩社員、家族)

②教官

自分にとって怖いが正しいと思う人   (例  社長や教育担当)

③近いライバル

文字どうり身近なライバル   (例  同期社員)

④別世界のライバル

これは③とは違い、同じ会社ではなく自分とは違う世界に生きる人をあげてもらいます。  (例  別の業界に就職した同級生)

⑤ヒーロー

自分にとってあこがれ、又はライバルにするには遠すぎる存在。(例  有名人、会社のエース的な先輩社員)

・最後に研修担当(又は社長様等のプレゼンター)が自分のmyゴレンジャイについて困難を乗り越えた時の考え方や行動の実体験を話す。(例  別世界のライバルに相談したら視野が狭くなっているのに気づいた、ヒーローでも悩んでることに気づいて気が楽になった等)

たったこれだけです。

簡単にできるフレームワークですが、発表してもらい場が盛り上がります。

このフレームワークの肝は自分で考え、紙に書き、発表で言葉に出すということです。それによりマインドセットが完了し、無意識に困った時(例えば仕事がうまくいかなくて会社をやめたくなったとき)にこの5人が頭に浮かぶのです。(理由も考えてる+変なネーミングなので、強い記憶として頭に残ります)

これにより、会社がメンター制度として先輩社員に半強制的に相談を受けさせるという形ではなく、新入社員側から自発的に考え行動するヒントとなります。

また設定後にプレゼンターの実体験を聞くことにより、新入社員が悩んだときの具体的な(相手をイメージして)シュミレーションを無意識に行います。それが実際の場面で役に立ちます。

自走する社員を育成することが何より定着率改善に繋がるというのが私の経験則です。

是非発展させて社員研修にお使い下さい。

当事務所では人事コンサルティングサービスを提供しております。会社設立や新規許可申請と同時に人事面もお困りなケースはセットサービスで、もちろん人事コンサルティング単独でも対応可能。お問い合わせはこちらまで。

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